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震災から2週間、どうしていますか

11日の震災から2週間経ちます。皆様どのようにお過ごしですか。先日、知人から以下のようなメールを頂きました。
震災以降ほとんど家にこもりきりなので、身体的には疲れているはずはないのですがTVから流れ出る「被災地ネガティブ情報」に、”やられ ちゃった”感じです。「それが危ない」というメール情報で、TVはすぐ切りましたが。という内容でした。
そう、私たちは、心を痛め、不安になるような起きてはならない現実と向かい合っています。知らず知らず緊張して気持ちが萎縮しているのかもしれません。もう、ACは見たくない。ウンザリします。フツーのおばかなCMも懐かしい。金子みすゞも、あまり使いすぎないでほしい、と思うのは私だけかな。


去年のけふは今ごろは、私は積木をしてました。積木の城はがらがらと、見るまに崩れて散りました。
去年のけふの、夕方は、芝生のうへに居りました。黒い火事雲こはいけど、母さんお瞳(め)がありました。
去年のけふが暮れてから、せんのお家は焼けました。あの日届いた洋服も、積木の城も焼けました。
去年のけふの夜更けて、火の色映る雲の間に、しろい月かげ見たときも、母さん抱いててくれました。
お衣(べべ)もみんなあたらしい、お家もとうに建ったけど、あの日の母さんかへらない。
今年はさびしくなりました。

これは、「去年のけふー大震記念日にー」という金子みすゞの詩です。

私は仕事柄、いわゆる専門書やビジネス書などの「読まなければいけない」本を日常的に読みます。新しい知に触れ、学ぶことができ刺激を受け、うまく仕事に役立てています。しかし、それと「読みたい本」は別です。
本棚には、金子みすゞ、尾形亀之助、室生犀星、金子光晴、中原中也、それと大好きな辻まこと、最近では新川和江さんの詩集など、いつも手に取れる場所にあってそれだけで安心します。

詩集を手にしたい、というのはエネルギー全開で「いくぞ!」という時ではありません。煩わしさ、重苦しく、なんとも悩ましいときです。がんばりたくてもがんばれないときです。そんな時に詩集を手にして、どこのページでもかまわずに一編を読みます。何も注釈を加えずにただ感じるままの自分としばらく一緒にいます。しばらくすると何かが変わっていきます。
自分と向かい合いつながる時間を持つこと、自分とのコミュニケーションを大事にしてください。

写真は我が家の防災グッズの一部です。ヘルメットは登山用。穂高の岩や夏の沢登りが懐かしい。
ヘルメット、ザイル、シュラーフ、コッフェル(今でも言うのかな?)を使うような事態にはなりたく
ないなぁ。
24m


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