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八ヶ岳no会った話

ここ数年、上高地、野尻湖、黒姫、裏磐梯、天元台など

夏は高原に行きます。

今年は八ヶ岳の麓で過ごします。

新宿から特急「あずさ」に乗って小淵沢へ。

甲府盆地に近づくと視界が開けて富士山、鳳凰三山の地蔵岳の

オベリスクなどが見えてくると懐かしい記憶も蘇ってきます。

鳳凰三山では山小屋で靴を間違われて悲惨な下りになったことや、

真冬の八ヶ岳で前日にうまく調節したはずのアイゼンバンドが、

どうしたことか少し短く応急処置をしたものの

頼りなくヒヤヒヤしたことなどが次々と思い出されました。 

甲斐駒ヶ岳はいつも毅然として見えるのに、

今回はおすまししているように見えるのは、

南アルプスの天然水のテレビCMでちょっと人気者になったせいでしょうか。

夜は虫が入ってこないように網戸とレースのカーテンだけで

窓をあけておけば樹林から吹き渡ってくる

標高1,000メートルの風は天然のクーラー。

テントから顔だけ出して飽きずに

夜空を眺めていた頃とはずいぶん違ったけど、

深夜にはベランダから星空を流星つきで眺めることができました。

北斗七星の先にある標となる星は

今だって同じところに探すことができるのに、

時々余計なことをしたり、ためらったり迷ってしまうのはなぜ?

うまく切り揃えたと思ったアイゼンバンドが

なぜか少し足りなかったように人生でもなぜか何かが少し足りない、

ということが起こってしまう。

そんな時にうまく乗り切れる魔法が使えたら、

と思っていたら翌日は偶然に

梨木香歩さんの名作「西の魔女が死んだ」

の映画ロケで使った〝魔女〟の家を見つけました。

Img_2732 

原作を上回るできの映画は少ない、

というのが私の経験則なので映画は見ていませんが、

名著「アウト・オン・ア・リム—愛さえも越えて」の著者で

名女優シャーリー・マクレーンを母に持つ

サチ・パーカーが魔女のおばぁ役。

キャストだけでなく森の中の家も原作のイメージにぴったり。

この家を見てDVDを借りてこようかな、と思いました。

魔女の家の庭にあるハンモックにゆらゆら横たわり、

少しだけ甘みのあるハーブ入りの紅茶を飲みながら

涼しい風に吹かれていたら、ふいに魔女の言葉を思いしました。

「おばぁちゃん、魔法が使えるのになんで魔法を使わないの?」と問う孫に、

「美味しいジャムを作って、庭のお花に水をあげてマイが来てくれるのに、

なんで魔法を使う必要があるの」

そんな言葉が訪れてきました。

手元に本があるわけじゃないので正確ではありませんが

確かに、そんな言葉が現れました。

そうだよなぁ、さすが魔女。

穏やかな日常とその日に為すべきことがあって、

尋ねてきてくれる誰かがいるなら、

それじたいが魔法みたいなものかもしれない。

森の恵み、陽の光、そよぐ風と微笑みかけてくれる人がいるなら悪くない。

さぁ、都会に戻って仕事をしよう!

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コメント

本日、EL研修で大変お世話になりました。
最終モジュールは今までにない緊張でしたが、今の気持ちは晴々していて、どんな困難にも負ける気がしません。


カステラ、私も大好きですよ。
特に『ざらめ』のところが・・


又、先生に会える日が来るといいなぁと思います。

本当に有難うございました。

投稿: 友成 | 2009年9月19日 (土) 22時59分

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