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2009年8月

八ヶ岳no会った話

ここ数年、上高地、野尻湖、黒姫、裏磐梯、天元台など

夏は高原に行きます。

今年は八ヶ岳の麓で過ごします。

新宿から特急「あずさ」に乗って小淵沢へ。

甲府盆地に近づくと視界が開けて富士山、鳳凰三山の地蔵岳の

オベリスクなどが見えてくると懐かしい記憶も蘇ってきます。

鳳凰三山では山小屋で靴を間違われて悲惨な下りになったことや、

真冬の八ヶ岳で前日にうまく調節したはずのアイゼンバンドが、

どうしたことか少し短く応急処置をしたものの

頼りなくヒヤヒヤしたことなどが次々と思い出されました。 

甲斐駒ヶ岳はいつも毅然として見えるのに、

今回はおすまししているように見えるのは、

南アルプスの天然水のテレビCMでちょっと人気者になったせいでしょうか。

夜は虫が入ってこないように網戸とレースのカーテンだけで

窓をあけておけば樹林から吹き渡ってくる

標高1,000メートルの風は天然のクーラー。

テントから顔だけ出して飽きずに

夜空を眺めていた頃とはずいぶん違ったけど、

深夜にはベランダから星空を流星つきで眺めることができました。

北斗七星の先にある標となる星は

今だって同じところに探すことができるのに、

時々余計なことをしたり、ためらったり迷ってしまうのはなぜ?

うまく切り揃えたと思ったアイゼンバンドが

なぜか少し足りなかったように人生でもなぜか何かが少し足りない、

ということが起こってしまう。

そんな時にうまく乗り切れる魔法が使えたら、

と思っていたら翌日は偶然に

梨木香歩さんの名作「西の魔女が死んだ」

の映画ロケで使った〝魔女〟の家を見つけました。

Img_2732 

原作を上回るできの映画は少ない、

というのが私の経験則なので映画は見ていませんが、

名著「アウト・オン・ア・リム—愛さえも越えて」の著者で

名女優シャーリー・マクレーンを母に持つ

サチ・パーカーが魔女のおばぁ役。

キャストだけでなく森の中の家も原作のイメージにぴったり。

この家を見てDVDを借りてこようかな、と思いました。

魔女の家の庭にあるハンモックにゆらゆら横たわり、

少しだけ甘みのあるハーブ入りの紅茶を飲みながら

涼しい風に吹かれていたら、ふいに魔女の言葉を思いしました。

「おばぁちゃん、魔法が使えるのになんで魔法を使わないの?」と問う孫に、

「美味しいジャムを作って、庭のお花に水をあげてマイが来てくれるのに、

なんで魔法を使う必要があるの」

そんな言葉が訪れてきました。

手元に本があるわけじゃないので正確ではありませんが

確かに、そんな言葉が現れました。

そうだよなぁ、さすが魔女。

穏やかな日常とその日に為すべきことがあって、

尋ねてきてくれる誰かがいるなら、

それじたいが魔法みたいなものかもしれない。

森の恵み、陽の光、そよぐ風と微笑みかけてくれる人がいるなら悪くない。

さぁ、都会に戻って仕事をしよう!

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残暑お見舞い

暦では立秋を過ぎました。残暑お見舞い申し上げます。

2009年も半分が過ぎました。早いものですね。

東京はお盆のこの時期、会社も工場もお休みのところが多く

人も車も大幅に減って、とても過ごしやすくなります。

私は毎年この時期にはお休みを取りません。

どこに行っても人が多い上にハイシーズンで高く、

他の人たちがオフなのでメールや電話もなく

ゆっくり落ち着いた仕事ができます。お休みは来週(ワーイ)

昨日も白金台の我がオフィスで300人を越えるデータの解析をしていました。

山や地中から資源となる鉱物を探り当てることを探鉱(Mining:マイニング)

と言いますが、まさに数値をチャート、グラフにして

じっくり眺めていくと様々なことが見えてきます。

確かのお宝が埋もれているようです。

データマイニングでさらに重要なのは数値で

のデータだけでなく自由記述の定性データです。

それぞれの人たちの声が聞こえます。

愚痴も悲鳴も感謝も提言もあって、その組織を映し出しています。

もっとお互いを知りたい、

コミュニケーションを取っていきたいと言っているようです。

探鉱でお宝が見つかっても原石のままなら使えません。

これをきっかけにチームでうまく資源を活用すると

秋以降に大きな実りが期待できそうだな、という手応えを感じながら、

いつもよりも人と交通量の少ないプラチナ通りを

気持ち良い汗をかきながら家路につきました。

 

今日はお盆の15日。

我が家では1日と15日には神棚の榊(さかき)を新しくします。

罪深いゆえの神頼みでしょうか。

(御利益でサマージャンボ宝くじも1万円が当たりました)

榊は駅前のスーパーなら我が家にも近く、

おまけに中国製だと半値以下の値段ですが、

私は愛用のママチャリで小さな花屋さんまで買いに行きます。

良く陽に焼けた働きもののおじさんの笑顔の「いらっしゃい」。

これが良いのです。気持ちが乗っていてしかも間(ま)がいい。

するとおじさん「お盆だねぇ」と言いながら、真剣に榊を選んでくれます。

前に買った榊も立派で持ちが良かった。

「うん、これが良いや」と独り言のように言って

一対の榊をクルクルっと紙に巻いて手渡してくれました。

それも技といえるくらいの鮮やかな手良さです(やるなぁ)

スーパーでの買い物だとこうはいきません。

自分で榊をバケツから選びレジでお金を払って、

レジ係のおばさん(失礼)の眼も合わせない「ありがとうございます」で完結。

機能的でムダはないけどねぇ…。

まぁ便利と言えば便利ですが、この流れには笑顔もないし会話もありません。

ムダもなければ会話もない。

買うほうも売るほうもフローチャートにそって

動いている人工照明で空調もされた

オートメーション工場のパーツになったみたい。

最近、セルフのレジが出現したのも納得ですね。

 

おじさんとの短い会話や昨日の膨大なデータと併せて考えました。

組織も効率は大事ですが人と人の触れない、

笑顔、善き関係性が大切だよなぁ、とつくづく思います。

対立することではないはずですが、お互いを助け合うことが

当たり前にできることこそ本当のお宝でしょう。

 

この花屋のおじさんは、CSCustomer satisfaction:顧客満足)

なんて知らないだろうけど身につけている接客スキルは最高。

おじさんの人柄で、少しぐらい値段が高くてもスーパーに行かずに

この店に買いにくる固定客、ファンは多そうです。

(おばさんにもてそうだなぁ、見習うか。

でも若いほうが…って、トモダチなら言うかな)

おつりを用意する間にも「さっきさぁラジオでね…」と、

面白い話でクスっと笑わせてくれて、

梅雨の合間の晴れの日みたいに得をした気持ちにさせてくれます。

買い物はこうでなくちゃ、と下町育ちの私は思うのであります。

そこで今日のレシピは キレないで穏やかに〝喜びの切り昆布〟

切り昆布の煮物

材料:

1. 切り昆布

2. ニンジン

3. シイタケ

4. 油揚げ

5. サラダ油

6. しょうゆ

7. 鰹だし

8.

9. みりん

10. 砂糖

11. 一味

作り方:

1. 切り昆布はスーパーで売っている生のもの1パックを洗って水を切ります。

2. ニンジンとシイタケ、油揚げは食べやすい形に切り分けてください。

3. 鍋にサラダ油をひき、ニンジン、シイタケ、油揚げを入れ炒めます。

4. 3に切り昆布を加え炒めます。

Img_2707

5. ある程度4に火が通ったら、しょうゆ、鰹だし、酒、みりん、砂糖を加えて煮汁がなくなるまで煮ます。

6. 好みで一味をふって召し上がれ!

夏は枝豆と併せて。ビールやジン・トニックがいちだんと美味しくなります。

*煮汁はめんつゆを薄めて使ってもいけます。

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江戸前、男前、建前

出張が多いので駅弁の選択は重要です。

最近は東京駅や品川駅でもエキナカが充実して

少々時間に余裕のある時なら、いくつかのお店から前菜からデザートまで

ほぼフルコースの食材を揃えることができます。

おまけにワインやビールまで品数が豊富で選び方しだいで、

新幹線が☆付きのミシュランレストランとまでは言えないまでも

プチリッチな気持ちを体験できます。

 

こんな気持ちの余裕が良い仕事へのエネルギーになるなら、

少々、お高くなったとしても十分もとが取れます。

しかし、出張に行く時というのは時間に余裕がある時が希で、

ランチも取れないぐらいで出発ギリギリに飛び込むことのほうが多くなります。

そんな時の駅弁はとても重宝です。

駅弁なら私は日本食堂の江戸前の弁当「深川めし」をチョイスします。

東京の下町生まれの私の口に合うのか、

アサリの炊き込みご飯にハゼの甘露煮、アナゴに焼きノリに煮しめ、

小ナスの漬け物にべったら漬けと、なかなかのものです。

最近は健康志向を反映してOLさんたちにも人気だそうです。

 

OLさんたちはもちろん江戸の昔から「男前」は人気です。

この頃は豆腐にも「男前豆腐」というのがスーパーでも売られていて評判です。

それだけ「男前」が少なく稀少価値が出てきている、ということかもしれません。

男の「男前」は年々少なくなっているように思いますが、

反対に女性の「男前」は増えているように思いますが皆さん、どう思いますか?

潔くよくて凜としていてとにかく恰好良い。

笑顔でファイトしている。逃げないし簡単にめげない。

おまけに酒も強いし仕事もできる。

「コイツ、○○が一個ついているんじゃないか」(失礼)

というぐらい筋が通っている。

かといって、決して乱暴な言葉を使うのでもなければ

粗暴な振る舞いをするわけでもない。

ガンコに自分を主張するのでもなくしなやか。

見目麗(みめ うるわ)しく涼(すず)やか。

一言でいうと良い女。こういう人が増えているのはとても嬉しいですね。

頭の良さを鼻にかけず上手にボケをかますことも知っている。

だから会話が弾むし一緒にいて楽しい。

口説けそうなのに難攻不落(私がトライしたわけではありません。

見事に撃沈したトモダチの話しです。念のため)。

翻って男たち。

なんだかヤワだよねぇ。

逆説的ではあるけど「もっと建前で生きようぜ」簡単にギブアップするな、

やせ我慢しろよ」と言いたくなることが多々あります。

そりぁカミングアウトして男の看板おろし

オネエになって生きるってのもアリだけど、

そこまでの決断もなくプチ・カミングアウトで愚痴を言ったり

泣き言を並べたり、なんか違うよなぁ。

男は黙ってサッポロビール(最近はビールよりも発泡酒、

第三のビールが多いけど)優しさと弱さは別物だって。

と、強がって生きているうちに私もアラ還。

先週、豊橋で一日目の仕事を終えてから名古屋まで出かけて、

懐かしい人たちとの再会をしました。

タイ料理の店でトムヤムクンやら何やらも美味しかったのですが、

それよりも時間を超えても変わらない彼らの温かさ、

優しさに気持ちよく酔いました。

 

まだ次の日の仕事も残っているので

名残惜しく宿を取っている豊橋に戻りながら、

揺れも心地よく眠ってしまったようです。

新幹線で2駅の豊橋に降りるつもりが、気がつくとすでに通過。

「やってもうた」と反省するも、どうにもならない。

浜松から一駅、新幹線で引き返すことにしましたが

浜松着から次の新幹線の発車時刻の差はなんと2分。

おまけにホームが違うので階段を下り、

またとなりのホームへ行くために階段を上がる必要があります。

久々に猛ダッシュしました。

中学生時代から足も手も早いほうでしたが、

まもなく始まるベルリンの世界陸上はムリでもけっこうイケるじゃん、

と我が体力に妙に安心したのでした。

しかし、こういう勘違いが危ないのですね。

明日は地元での検診があるので行ってきます。

今夜9時過ぎからは飲むな、食うと注意書きにありました。

まだまだ、やり残していることがあるので、

もう少し〝男〟を張って生きたいと思っています。

そのためには健康第一。

「健康になれるのなら死んでも良い」という

ワケのわからない健康オタクがいましたが

睡眠、食事、運動(ここが問題)とストレスをためないように、

ここでもコミュニケーションが大切になります。

 

新刊の原稿もやっと第1章を書き終えました。

暑い日が続きますがしっかり面白く

少し役に立つ本にしたいな、と思っております。

皆様もどうか健康に気をつけて夏の時期ならでのプランで、

この時期をお過ごしください。

来週は夏の高原で星空を堪能するつもりです。

そこで今日のレシピは、緑の高原に行くので

グリーンソースでタラを召し上がれ!

【タラのソテー グリーンソース】

材料:

Aグリーンソース

1. パセリ

2. 牛乳

3. コンソメスープの素

4. バルサミコ酢

5. バター

6. ニンニク

7. コショウ

8. レモン汁

Bタラ

 1.タラ(今回はスキンレスのフィレ)

 2.小麦粉

 3.塩、コショウ

 

作り方:

1. パセリは葉の部分だけをつまみブレンダー(ミキサー)に入れます

2. コンソメスープの素をお湯で溶いておく

3. 牛乳、コンソメスープ、レモン汁、バルサミコ酢、バター、ニンニクを

ブレンダーに入れてスイッチを入れ、良く混ぜ合わせる。

4. タラはスーパーでもらうビニール袋に小麦粉を入れてまぶします。

5. タラをフライパンに入れバターでソテーします。

6. 5にAのグリーンソースをかけ熱くなればできあがり。

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